|
『恋に落ちる』といいますけど、なぜ『落ちる』のでしょうか?それは落とし穴に気づかないくらいその人に夢中になるからなのでしょうか?今回体験したのは、そんな恋に纏わる話の依頼でした。
商業都市ベルンハタムに来て早々、知り合いにお会いして間もなく、私はその知り合いの方を含めて3人の冒険者の方達と共に『恋の悩みに関する依頼』を受けることになりました。なんでも依頼人の好きな相手は、交際目的で近寄るとその人を悪夢や不幸に陥れる、といった事例が必ず起きて『悪魔憑き』などと揶揄されているとか。その謎を解き明かし、彼女を助けて欲しいとの事でした。
それから調査をしていくうちに、彼女の不幸な生い立ち、そして彼女自身に関する不思議な秘密(詳細は別紙に譲りますが、とても信じられるような話ではないので此処では軽く流します)が判明し‥‥‥、そして現れた超常の存在。
他者から見たら、その人を不幸に追いやっていると思われていた人が、生涯をかけて『死が二人を分かつまで』といいますか、切っても切れない関係になっていた‥‥‥たとえその相手が、文字通り悪魔の様な存在であったとしても。
結論だけを言うと、依頼人さんは失恋してしまいました。ですが、彼の想い人は、自信を(どの様な理由であれ)助けてくれていたその人と結ばれる事となりました。結果的にそれは彼女の為した選択であり、祝福される事でしょうね。
それにしても、恋に纏わる話は、本当に難しいですね。いろいろと。魔女の魔法であっても解決できない事が多すぎます。さて、私もそんな恋をするのでしょうか?旅先で行きずりであるはずの人と恋に『落ちる』というのはよく聞きますけど、もしそんな人がいるのだとしたらどんな人でしょうか?興味深いですね。
|