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暑くない、というのは不思議なものです。
それくらい、砂漠の日々は暑い──というよりも、なんでしょうね、焼けているのが日常でした。
もとより、私はドワーフです。熱には強く、特に炎には親しんでいるものと、そんな風にも思っていますが、やっぱり砂漠の日差しと乾きとは、ドワーフにとっても一筋縄でいくものではありませんでした。
さて。再び列車に乗り、南下。いよいよ、このあたりからが本格的にラルージュ王国の影響下ということになります。
ブランブルグの冒険者ギルドは、わりと砂漠まで依頼範囲としてカバーしてますが、さすがにこのあたりになると依頼として出向いてくるのもまれですね。
途中の駅で乗ってくる冒険者と思われる方たちも、そのエンブレムに見覚えがない方たちが増えています。おそらくラルージュの冒険者ギルドに属する店の方たちなのでしょう。
心情として、私はどうしてもオロスに属しているところがあるので、少しだけですが、緊張してるみたいです。当たり前ですが、タルヴィさんは涼しい顔をしているんですけれど。
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