届いてる?
これは野営中に書いてます。伝書ひよこって便利だね。
どうだったかな。あたしは、最後まで笑えてた?
そうだといいなーって思うけど、正直自信はないかなあ。
あやまらなきゃいけないことがあります。
あのね。あたしが、みんなを選んだ理由。
もちろん、強かったっていうのもある。あたしが一緒に冒険をしてきた仲間たちだと、
おばーちゃんの妖精たちの試練は越えられないかもしれないから。
でもね。
本当は、怖かった。仲間たちの前で、ひとりで死んでくの。
だって、さびしいじゃん?
あたしも、もっと冒険したいよ。おいしいものだって食べたい。わくわくしたい。
生きて、いたい。
だから、みんなを選んだの。
あたしのことを知らない人たち。その人たちと一緒なら、笑って死ねるんじゃないかなって。
でも、そんなこと、たぶん、なかったよね。
おばーちゃんにあげる水を取りに行く冒険。
ルビーさんに、ルベライトさんに、守護鳥のエリオル。
250年、ただ護り続けたあの人たちを、解放してくれた。
苦しんで、でも、懸命に戦って。
今日も、こんな雪の山の中まで、雪をかきわけて登って。サンドイッチ食べて。ココアを飲んで。
命の──お話しをして。そして、きっと、妖精と戦ってくれた。
アセリアさん、プリズマンさん、フィフスさん、ケイスティンさん、アイシャさん
フラウラさん、フリウさん、アランさん
みんなと一緒に、最後の冒険ができて。
あたしは、リリィ・ファウンデルは。
とても、しあわせだったんだと、思う。
仲間たちには、ひとりひとり会いにいきました。笑ったり、泣いたり、それで、お別れ。
本当に、いい、友達だった。みんなのことも、友達だと思わせてくれたら、うん。うれしいな。
ありがとう。じゃあ、またね。
親愛なる友人たちへ、愛をこめて。
リリィ・ファウンデル |